路上痴漢という妄想①
俺はその日、珍しく20:00まで残業をして帰りが遅くなった。
いつもは18:00くらいには終わる仕事だが、少しミスをしてしまい、その後処理に時間がかかったのだ。
ミスをしてしまったことと普段よりも長い労働時間で、かなり精神的ストレスが溜まっていた。そんな状態で車を走らせ、急いで帰っているところだった。
俺の家は途中、国道からローカルな鉄道の駅の近くにある路地に入り、人気のほとんどない道を2km程走らなければならなかった。
その路地を曲がって、300m程走ると狭い道路の中央付近を女子高生が歩いている。部活帰りだろうか。しかも、両耳にイヤホンをしている。
ギリギリ通れるか?…いや、怖いな…
念のため、パッシングをしてみる。
女子高生がパッシングに気付いた。しかし、振り返り(このくらい開いていれば、通れるでしょ?)と言わんばかりにほとんど避けない。
俺は、カチンとくる。
もう一度、パッシングをすると女子高生は俺の方を睨みながら横道を曲がっていった。
なんだか腑に落ちない俺は、女子高生が曲がった横道を通り過ぎ、次の横道を曲がった所に一旦車を停めた。
そして、車から降りさっきの横道へ走っていく。
女子高生がいた。
俺の頭の中は"報復"という言葉でいっぱいだった。
早足で女子高生に近づく、女子高生の真後ろに着いた。でも、女子高生は両耳にイヤホンをしているため、俺に全く気付かない。
俺は周囲をよく見渡し、誰もいないことを確かめて…
後ろから抱きつくようにして、両手で胸を鷲掴みする。…なかなか大きく、張りがあり、たまらない感触…
女子高生は俺にひと揉み、ふた揉みされ、触られていると認識するやいなや、
女子高生「…え?…い、いやっ…!?」
叫ぼうとする女子高生の口を急いで塞ぎ、俺は片手でひたすら女子高生の胸を揉む。
抵抗する女子高生を必死に押さえながら、とにかく胸を揉む。
5秒…?10秒…?いや、もうよくわからない。そろそろヤバイか…と思い、思い切り女子高生を前に突き飛ばし、転んだ女子高生を後目に全力で走って逃げる!
車に乗り込み、即、車を発進させる。
そして、心臓バクバクのまま家に帰った。